子どものむし歯の予防
お子様をお持ちの方へ
小児期では治療よりも積極的な予防が大切です。
大切な子どもの歯を守るためには、お子様が小さい頃から予防の習慣をつけてあげることが必要です。丈夫な子どもの歯(乳歯)を育てることが、健康な大人の歯(永久歯)の育成へとつながります。
子どものむし歯を防ぐための生活習慣
- 歯みがきとうがい
「磨いていたのにむし歯ができた」というのは、「きちんと磨けてなかった」のかもしれません。なんとなく磨くのではなく、むし歯ができやすい所重点的に全体をきちんと磨きましょう。また1歳半を過ぎた頃から「ブクブクうがい」ができるようになります。
- だらだら食いをしない
だらだら食いは、歯の表面のエナメル質が溶け出す時間を長くすることにつながります。1日3食の食事やおやつは時間、回数を決めてあげてください。
- ジュースやスポーツドリンクや乳酸菌飲料をやたらあたえない。
のどが渇いたら、お茶か牛乳。ジュースは食事の後か、おやつのときと決めておくのもよいでしょう。
- よく噛むように食事の工夫をする
噛む回数を増やすような素材や切り方を選びましょう。食物繊維が含まれる物は、繊維が歯の表面の汚れを落としてくれますし、固い食べ物や大きなかたまりの食べ物はよく噛むので、骨や筋肉の成長をうながし唾液も多く出るようになります、唾液の洗浄効果等でむし歯や歯周病の予防をしてくれます。
- フッ素・キシリトールを生活に取り入れる
フッ素は歯の質を強くし、むし歯をできにくくします。キシリトールはむし歯菌を弱らせ、殺し増殖を妨害します。どちらも過信するのはよくありませんが、フッ素入りの歯磨き剤を使ったりガムを食べられる年齢の子どもにはキシリトール・ガムをあげたりそれぞれの効果を生活に取り入れてみてください。