むし歯の原因となる細菌
虫歯治療について
口の中には100種類以上の細菌がおり、代表格はストレプトコッカス・ミュータンス。ミュータンス菌と呼ばれるこの細菌は、甘いものが大好きで、口の中に食べかすが残っていると、その糖分を思う存分食べて繫殖を続けます。
■歯垢(しこう)
こうした細菌や細菌の排泄物、老廃物などが固まったものでプラーク(バイオフィルム)と言われます。歯みがきをしないと、歯に白いネバネバしたものが付きますが、これが歯垢です。
口の中の食べかすは、歯垢の中の細菌によって分解され、酸がつくられます。この酸が人間の体の中でもっともかたい組織である、歯のエナメル質をとかしてむし歯をつくるのです。むし歯はほうっておくと、どんどん歯の内部まですすんでいきます。気をつけてください。
初期むし歯の予防のポイント
初期むし歯は穴の空いたむし歯と予防は同じです
- 歯みがきの見直し
歯みがきはプラークの除去と歯磨き剤のフッ素を供給できる機会でもあります。 - 食生活の見直し
むし歯には、甘いものを食べる「量」より「時間」や「回数」が影響します。 - フッ素配合歯磨き剤の使用
歯磨き後すすぎはすくなめに。 - メインテナンス
早期発見、早期治療は大事です。早期に初期むし歯を発見して対処しましょう。