母子感染について知っておこう!
お子様をお持ちの方へ
赤ちゃんの健やかな歯を育てる第一歩はお母さんのお口の環境をきれいにすることです。
生まれたばかりの赤ちゃんのお口にはむし歯の細菌(ミュータンス菌)は存在しません。
生後半年ぐらいで下の前歯がはえ始めたころにお母さんのお口にいるミュータンス菌がだ液を介して伝播していく(母子感染)ことによってむし歯のできる環境が造られてしまいます。
食べ物をあらかじめ噛んで赤ちゃんに与える「噛み与え」やスプーンやお箸を親子で共有することによって伝わっていきます。
そのためお母さんがミュータンス菌を多く持っていれば、赤ちゃんに感染する確率や菌数が多くなる可能性があります。
一般的にミュータンス菌は1歳7ヶ月~2歳7ヶ月の間に定着しやすい、と言われています。
離乳食から乳児食にあたるこの時期にお母さんが正しいむし歯予防の知識を持つことが大切なお子さまのすこやかな歯を育てることになります。